いろんなデータがではじめたか?

 研究室ができてから2年がたち、だんだん装置もできてきて、新しい測定もできる兆しが出てきている。それが自分がいない場所で起こってたりするので、これはなかなか研究室っぽくて素晴らしいことです。 ただし一番の問題は自分の領分たるSACLAでのPINK-02実験の準備が万全ではないことです。これではどうしようもないので、みんなに負けないように頑張ろうと思います。 年明けに旅行してから家族親族全員が胃腸炎に倒れたので、復活して勢いを出していこうと思います。 人間ドックに初めて行きましたが、デブと診断されました。今年は運動も復活させないといけないということか。

失敗したり・失敗したり

実験で低温を使うのでいろいろ道具を準備しなくてはいけない。今準備しているのは

  • トランスファーチューブ
  • トランスファーチューブのコネクタ
の二つ。

トラチューは以前物性研で組み立てたのを電通大に持ってきて、真空を引いたところ。真空は引けました。これは2本目で、1本目は運悪く折れて壊れてしまいました。

コネクタの方なんですが、以前電通大で作ったところ、コールドリークがあって失敗でした。なので再トライ。

数種類のステンレスパイプと、それらを同心円状につなぐコネクタ、真空引き用のポートが必要です。

パイプは拾ってきたやつとかかったやつで済ませ、カッターで切ります。


プロクソンというメーカーのカッター。木材用なんだけど、薄肉パイプは切れます。マジ便利。





コネクタも図面を書いて発注するべきなのですが、時間がないので、
針金とワッシャーで代用。細いパイプの周りにゼンマイ状に針金を巻いて太らせ、
太いパイプをかぶせます。かぶっている部分を銀ろう付けします。




昨日ファーストトライをして完成したのですが、中の直せない部分の真空が漏れていて失敗。失敗でした。多分銀ろうが問題だったとおもう。

今日もう一回ゆっくり作ってみました。パイプを切り、針金をスペーサーにして同軸状にし、銀ろう付します。さらに外パイプの中に挿入して、ワッシャーを銀ろう付けします。外パイプにはあらかじめ真空引きポートを銀ろう付けしておきます。銀ろう付けする箇所が5箇所もあるので失敗しやすいのです。

昨日は大バーナーだけでどんどんやって失敗したので、今日は、大バーナーと小バーナーを使い分けました。細かい所、昨日漏れたところは小バーナーでゆっくり確認しながら銀ろう付けします。

なんとか真空は引けて、アルコールにも反応しないのでリークがない模様。昨日よりは前進しました。


 


完成品の真空引きをしている。


銀ろう付けするところ


あつくしている。


グラインダーでキレイにしている


雑にかいた内部構造


キレイにできたけど失敗作


昨日作った失敗作を分解した。


池田研の実験室で最高なのは、偶然となりに小さい共用工作室があることです。これは本当に便利。空いているところに小さいカッター類、銀ろう用のバーナーなど置かせてもらっています。


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