実験で低温を使うのでいろいろ道具を準備しなくてはいけない。今準備しているのは
- トランスファーチューブ
- トランスファーチューブのコネクタ
の二つ。
トラチューは以前物性研で組み立てたのを電通大に持ってきて、真空を引いたところ。真空は引けました。これは2本目で、1本目は運悪く折れて壊れてしまいました。
コネクタの方なんですが、以前電通大で作ったところ、コールドリークがあって失敗でした。なので再トライ。
数種類のステンレスパイプと、それらを同心円状につなぐコネクタ、真空引き用のポートが必要です。
パイプは拾ってきたやつとかかったやつで済ませ、カッターで切ります。
プロクソンというメーカーのカッター。木材用なんだけど、薄肉パイプは切れます。マジ便利。
コネクタも図面を書いて発注するべきなのですが、時間がないので、
針金とワッシャーで代用。細いパイプの周りにゼンマイ状に針金を巻いて太らせ、
太いパイプをかぶせます。かぶっている部分を銀ろう付けします。
昨日ファーストトライをして完成したのですが、中の直せない部分の真空が漏れていて失敗。失敗でした。多分銀ろうが問題だったとおもう。
今日もう一回ゆっくり作ってみました。パイプを切り、針金をスペーサーにして同軸状にし、銀ろう付します。さらに外パイプの中に挿入して、ワッシャーを銀ろう付けします。外パイプにはあらかじめ真空引きポートを銀ろう付けしておきます。銀ろう付けする箇所が5箇所もあるので失敗しやすいのです。
昨日は大バーナーだけでどんどんやって失敗したので、今日は、大バーナーと小バーナーを使い分けました。細かい所、昨日漏れたところは小バーナーでゆっくり確認しながら銀ろう付けします。
なんとか真空は引けて、アルコールにも反応しないのでリークがない模様。昨日よりは前進しました。
完成品の真空引きをしている。
銀ろう付けするところ
あつくしている。
グラインダーでキレイにしている
雑にかいた内部構造
キレイにできたけど失敗作
昨日作った失敗作を分解した。
池田研の実験室で最高なのは、偶然となりに小さい共用工作室があることです。これは本当に便利。空いているところに小さいカッター類、銀ろう用のバーナーなど置かせてもらっています。
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